ふたりと9人

KinKiKidsとSnowMan 好きなものを好きなだけ

Show Must Go Onの妄執を脱ぎ捨てる

ちょっとちょっとちょっと!すのちゃんたち仕事しすぎじゃない!?テレビだの雑誌だのなんだのかんだの追いつけないよ~!!!!

と、昨年末から今年の初めと同じようなことをぼやぼや呟いています。まあ2ndシングル発売するから当たり前なんだけど。なんならもうちょっとしたら今度は滝沢歌舞伎(※先行はもちろん申し込んでいない)(ムビチケもよく分かってない)の方でも番宣行脚が始まるでしょうので、新しくしたHDDがあっという間にいっぱいっぱいになる予感しかしません。今回特にふっかと舘様をたくさん見ることが出来て嬉しい。ちょっとおめかしして借りてきた猫の様なふっかと、ロイヤルな愛称とイケ散らかしているボイスと一撃必殺な一言とで次々に共演者たちの突っ込ませポイントを作る舘様。そんな2人がずーっと画面に映ってるっていうこんな僥倖があってよろしいんでしょうか?

そんなこんなでメディアラッシュに溺れかけている中、これだけは絶対に見る!見てやる!と意気込んでいたEndless SHOCK-Eternal-の生配信を視聴しました。まあ、18:00開始をなんでか20:00開始と当日午後まで勘違いしていて、確認したときは血の気が引きましたが無事に見られました。(確認大事!)

 

 

物語はコウイチが亡くなって3年後という設定のスピンオフ、とのことだったのでSHOCKを最後に見たのがかなり前(内くんがライバル役やってた時だから2010年前後)かつ、今回久しぶりに行く予定だった公演も中止になったので本編の記憶脆弱だけど大丈夫なのか不安でしたが、問題なく楽しめることが出来ました。

以前に少しだけ喚き散らしたことがあのだけど、ことSHOCKにおける「Show Must Go On」という言葉が私はどうしても苦手、というか畏怖に近い感情を持っている。別にこれがジャニーズの後輩たちや他の舞台に絡んで使われることには何も思わなくて、ただ頑張れ~!と思うだけ。例えばSnow Man滝沢歌舞伎への意気込みでそれを口にしたって「よしよし、頑張るのだぞ」くらいな気持ちしかないし、それだけ頑張るのであればきっといいものを見せてくれるのだろうという期待もある。でもどうしても舞台の上でコウイチが、またはSHOCKを語るときに光一くんがこの言葉を口にすると背筋がなんだかぞわりとしてしまう。

私がSHOCKを初めて観劇したのはもう干支が1周というより1.5周以上するくらい前の高校生の時のことで、もはやEndlessがついていたのかも覚えていない。たぶん最初の年だったような気もするけど、Wikipediaで調べても確信が持てなかった(笑)当時高校生だったわたしはただただ圧倒された。光一くん演じるコウイチ(ややこしい)が己の全てを出し切るような、KinKi Kidsでは見たことのない姿があった。その中でコウイチから発せられる「Show Must Go On」「走り続けなればいけない」という言葉が光一くん自身とばっちり重なってしまい、更にはジャパネスクからの殺陣と階段落ちという苦しいシーンによって、その時わたしは光一くんとコウイチが同一のものと錯覚し、それがそのまま残って今に至るんだと思う。コウイチはあくまでも舞台の上のキャラクターであって光一くんではない。それでも光一くんとコウイチはだぶりすぎていると思う。SHOCKという彼のライフワークとも言えるこのショーに生死を握られてんじゃないかなって思ったりしたこともあった。

「Show Must Go On」の精神は素晴らしいと思う。エンターテイナーとして観客に夢を与える者として、プロフェッショナルとして。それを掲げ、体現している光一くんはとてもかっこいい。でも劇中、それに縛られたコウイチはどうなった?だからわたしは心の片隅でずっと「Show Must Go Onが全てではない」とも思っている。まあ言ってしまえば舞台と舞台の外がごっちゃになってた痛い奴なんだけど(笑)でもそれくらいに舞台上の光一くんは凄かったし、現実と同一視させるくらいの衝撃を私に与えていた。あと最近は多少変わった気もするけれど、SHOCK期間に入っている光一くんは他の仕事でもSHOCKで頭が一杯なんだろうなあと感じることがあって、なおさらそんな風に思ってしまっていた。

今回のEternalはあの時のことを3年後のカンパニーが振り返るという構成だったので、現在のコウイチは存在しないはずなのだけど、ストーリーテラーという役割でコウイチ自身も当時のことを振り返る、そんな位置付けだった。その中で、コウイチ自身がジャパネスクからの自分に降り掛かった出来事について振り返るシーンがある。具体的な台詞に関しては半分酔っぱらったザル頭のせいで覚えてはないんだけど(笑)ざっくりいうとコウイチ自身が「Show Must Go On」の在り方についての変化があった、ように思う。そしてそれはきっとこのエンターテインメントが立ち止まってしまったこの状況によってもたらされた光一くん自身の気持ちでもあるのかなと淡い期待を抱いてたりもする。幕が上がったからには(またはプロジェクトが立ち上がったからには)自分の身に何があろうとも千秋楽というゴールを完璧な形で迎えなければならない、という価値観から、どうしようもない状況に陥った時にどう振る舞うのか、何を見せるのかという意識にシフトチェンジすることが出来たのかなあと。ま、あくまでもわたしのただの希望なんだけど(笑)とにもかくにもわたしはこのEternalのおかげでSHOCKにおける「Show Must Go On」に対する思い込みを捨てることが出来た。コロナウィルスの蔓延なんて飲み行けないしSHOCKの舞台中止になるし、Snow Manのデビューライブもおじゃんになるしでこのやろって感じだったけど、これだけは自分の中での大きな変化だったかなと思う。

 

とまあ、重苦しいことを長々と垂れ流しましたが(笑)今回の配信かなり楽しかったです。なんというかカメラが入ることによって重要な場所に視点を置いてくれるので、誰がどんな台詞を口にしているのか、どんな表情なのかと今まで劇場では見られなかった部分を楽しむことが出来ました。きっと劇場だったらずーっと光一くんばっかり見ていただろうし(笑)松崎くんのめちゃくちゃいい役どころなんて絶対わかってなかった(ピンポイント)やー、にしても上田くんかっこよかったなあ!!もう30代後半になっていたなんて信じられないくらい。白タキシード来ているはずなのになぜ彼はとがっている感が拭えないのだろうか。まあそれが上田くんの素敵なところなんだろうけどね。お誕生日当日の自担を拝めるってすごくすごく羨ましい(1/1の公演は確実性を狙っているので応募すらしたことない)思い返せば光一くんばっかり見ていてライバルの心情なんて考えたこともなかったなと今回の配信で思いました。コウイチに対する嫉妬心、やっかみくらいしか考えてなかったんだけど、それ以上にコウイチに対する尊敬とか敬愛とかめちゃくちゃ重苦しい思いがあったのかなと今回初めて思います。見る側のわたしの受信力、Eternalという過去を振り返るという構成もあっただろうけれど、やっぱり上田くん演じるタツヤの存在が大きかったのだろうなあと思う。なんつーか、上田くんって大事なものへの愛情重そうだし…(褒めてる)

てなことで、そんな「重さを表現できる」というところを重視して今後ライバル役をやってほしい人つらつら上げます。(光一くんとの年齢差はこの際無視)

・ヒカル(岩本くん)

・シュンスケ(風間くん)

・シンタロウ(森本くん)

・ヒロミツ(北山くん)

・ユウ(横山くん)

なんつーか、単純に重苦しく苦悩するところを見たいっていう願望な気がしてきた(笑)いやもうまじでヒカルを見たいのだけど、実現したら大変なことになりそうだな…チケット当たらなかったら心狭いから当たったすの担嫌になりそう(最低)